2013年10月18日金曜日

フィル・オックスが来日したの知ってる?

 
 
(FOLKWAYSサイトより)
フィル・オックス(Phil Ochs)は来日してたの知っていますか? フィル・オックスは
1960年代のアメリカのトピカル・ソングの代表選手といわれながら数々の名曲
を作詞作曲ちたのにもかかはらず1970年代に亡くなったフォーク歌手です。
いやフィル・オックスと書きましたが「現代のフィル・オックス」と言われるDavid 
Roviks(46) が来日していたニュースです。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
デビット・ロビックスは2回目の来日だそうですが今回は一か月の長い日本の
旅行で各地、九州~東京を回り山陰、広島、東京でライブ・コンサートを行い
ました。個人的には80年代から名前は知っていましたが90年代に私宛にCD
とプロフィールを送ってくれていたのを確認しました。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
そんかことよりも彼の歌は現在「Democracy Now」というアメリカのTV番組でよ
く流れます。その彼が来日していることを知ったのはFace Book友人のサイトか
らで成田空港で次の訪問地ニュージーランドへの入国拒否のために日本に滞在
しているということで彼に「大丈夫?」と心配しメールを入れたら「自分はWoody
やPeteのうたが好きです。今、成田にいます。多くのサポートがあり、人生はGood
、これから初めて「スカパー」でニュージーランドへライブをする。貴方は日本に
いるの」と返事がすぐ来ました。「フォークロアセンターは何ですか?私が訪問
すべき場所のようですね」。それから、次の訪問地オーストラリアから「日本では
すばらしい時を過ごしました。「カフェ・Lavanderia」のコンサートは楽しいもので
した。そこに貴方は行ったことがありますか、すばらしい所で、すばらしい人たち
がいます」とメールが届いた。結局、彼の新宿でのライブは行けなかった。急遽、
彼が成田にいる間、実は両国のフォークロアセンターでミニ・ライブと個人的に
企画したいと頭に浮かんだが情宣等で日数(4日~5日)がなく、友人、知人に
知らせることができないと判断し実現出来なかった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
1960年代「Broadside」(Folkways Records)からディラン、フィル・オクッスほか
多くのトピカルソングライターが録音されているアルバムが存在するが彼は
その系譜のフォーク歌手として現在、世界のトップクラスに位置する人物だ。
 
 
下記は8/23の新宿でのライブの際に書かれた紹介文章を紹介したい。
 
 
  
 デヴィッド・ロビックス(DAVID ROVICS)http://www.davidrovics.com/
米ニューヨーク生まれ。
革新的な社会運動を代表するシンガーソングライターの一人。
イラク戦争、グローバル化、地球温暖化など
様々な社会問題を歌にし、反戦デモ・反G8デモ・反WTOデモなど
世界各地の直接行動の現場でギターを弾き続けてきた。
ノーム・チョムスキー、ハワード・ジンなどの知識人、
ラルフ・ネイダーなどの政治家、
平和運動家らともステージを共にしている。
最近では、ウィキリークスに米軍の機密情報を渡したとされ、
米海兵隊基地内の独居房に拘束され続けている
ブラッドリー・マニング上等兵を支援する「マニングを釈放せよ」、
オキュパイ・ニューヨークに触発された
『ウォールストリートを占拠しよう」、
また東日本大震災後に書いた
「南三陸のための歌」などの新曲も歌っている






 下記の彼のブログには日本旅行の記事が掲載されている。・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
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もうひとり、Andrew Revkin氏(初来日)(米国の環境、科学ライター)が「朝日
地球環境フォーラム2013」で来日していた。この人もFace Bookでの写真で
初めて知る。ピート・シーガーと一緒に写真に写っていてフラットマンドリンを弾
いている。彼はニューヨークタイムス社のライターでハドソン川流域に住んでい
る、という。帰国後知ったのですが音楽家としても活動していて、ブルース風の
フィドルを演奏している友人たちとのライブもYou Tubuで観た。・・・・・・・・・・・・
 
朝日新聞、2013年10月1日(火)付の朝刊の一面に彼がパネル・ディスカッ
ションの中に写真で写っている。「温暖化の危機感共有」。2020年目標ー原発
ゼロ前提と記事が掲載されている。Face Bookでは皇居と浅草での写真がアッ
プされていた。昔から映画俳優や歌手は東京名所といえば皇居や浅草辺りの
スナップ写真が多い。帝国ホテルに宿泊しての今回のシンポジウムだったので
皇居・有楽町周辺の散策理解できる。ディビッドは成田空港での出来事、アンド
リューは帝国ホテルでの環境フォーラムで来日。全く知られていない興味ある
人々が日本にやって来ている。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
 
 
 
 
(Folkways サイトより)
 
 
 
 
今年の夏、NYのフォークラジオ番組で大変記興味あるCDが紹介されていた。
(Smithsonian Folkways  )That' Why We're Marching/ World War Ⅱ
 andThe American Folk Song Movement, Woody Guthrie
 and Other Artists (1996)というCDで78回転レコードやアセテ-ト盤での
「オールマナックシンンガーズ」、ウッディ、レッドベリー、ジョシュ・ホワイト、
シスコ、ピート 他が収録されている貴重なCDアルバムで初めて知った。・・・・・
例えばレッドベリーが唄う「ヒットラー」はメロディーがあの「ブルースよ消えて
おくれ」だった。デルモア・ブラザースのあの有名なメロディーだ。このCDはWo
ody.もPeteも20才台という若さで全体的に若く力強い。またライナーノートにも
詳しく書かれているが「オールマナック・シンガーズ」の当時の最も重要なテーマ
は「ドイツ」と「日本」だった、という。「ユダヤ人大虐殺」と「日本の満州国占領」
だった。我々に本当に重要なことは誰も教えてくれなかった。・・・・・・・・・・・・・
 
今年このCDアルバムを初めて聴いて「ショック」だった。日本がプロテストソング
のテーマ国であったと知り今後このCDほかも参考に「オールマナックシンガ
ーズ」~「ウィバーズ」~「PP&M」の系譜を研究する文献、エッセイ、などが日
本語になることを強く期待している。フォークソングの「ルーツ」はここですよ。
1940年代。忘れないようにしよう。皆さんもそうであることを望む。・・・・・・・・・
 
 
 
(記 国崎清秀 by kiyohide kunizaki     10/17/'13)
 
 
 
#(News &Notes Oct. 2013) ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
デイブ・ヴァン・ロンクの自叙伝「The Mayor of MacDougal Street」をベースに
製作されたというコーエン兄弟の新作映画「Inside Llewyn Davis」(今年のカ
ンヌ映画祭でグランプリ受賞)が12月に全米で公開される。サントラ盤が11
月に発売され、9月に記念イベントがNYのタウン・ホールで行われたがその
録画が12月にTV放映される。10月下旬にはSmisonian Folkwaysよりデ
イブ・ヴァン・ロンクの2枚組アルバム「Dave Van Ronk/ Down In Washinton 
Square」がリリースされる。自叙伝「The Mayor of MacDougal Street」の日本
訳が来年、発売される予定(Elijah Wald 談)。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
10月22日ラウンダーレコードより特別企画「Woody Guthrie/ American
 Radicalpatriot」(6枚組CDセット)価格;116ドルが発売される。このセット企画
の話題はディランのSP盤(78回転レコード)が付くことだろう。曲は「VD City」
という歌だという。今年5月に来日したEdward 氏が大いに関係している
「Caffe Lena :Inside American Legendary Folk Music Coffe House」は
CDセット、記念本、写真展、コンサートと現在進行中、この企画に
合わせ製作されたプロモーションビデオ(6分)も公開されている。両国フォーク
ロアセンターにも寄ったEdward氏もコメントを入れている。詳細は後に。・・・・・
 
 
 ピート・シーガー関係のニュースは「New York: Folk City」(ニューヨークは
フォークの都市)でのイベント出演(このイベントにはスェーデンからフォークロア
センターのイージ・ヤングも駆けつけた)、トシ夫人の死去、8月には「デモク
ラシー・ナウ」(米TV番組)出演ー広島、トシ夫人の話、などと話題が多い。
しかし一番は「Farm Aid」(農業救済)のコンサートへの特別出演だろうか?
1960年代いや1950年代から「ニューポート・フォークフェスティバル」に
数多く出演しているピート・シーガー、この「Farm Aid」までの長い軌跡があり
、「地球への最後の贈り物、メッセージ」と言ったら大げさであろうか?歴史的
の出来事であった。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
 
 
by kiyohide kunizaki
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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